昨日(令和3年4月8日)のプロ野球「ヤクルト対広島戦」で、大変うれしい出来事がありました。
ヤクルト先発の奥川恭伸投手(19)がプロ初勝利を挙げ、内山壮真野手(18)が公式戦初出場を果たしました。
令和元年の夏の甲子園を賑わせた、石川星稜高校出身の2人です。
わが子と同世代の郷里の星が、今後も輝きを放ち続けることを楽しみにしております。
一方で、少しさびしいニュースもありました。
星稜高校で長きに渡りご活躍をされてきた山下智茂名誉監督が、3月末をもって顧問を退任されたとのことです。
星稜高校から数多くのプロ野球選手が生まれておりますが、全ての選手が、名将山下監督の薫陶を受けて、育ってきました。
(野球選手ではないリトルホンダだって、「どうすれば、松井のような人間になれるのか」と教えを乞うたというウワサもあるくらいです)
甲子園ダグアウトから身を乗り出し、戦況を見守りながらの、素早いサインを送る姿や、試合前の機関銃のような高速回転ノックも懐かしく思い起こされます(カッコヨカッタナァ…)

実際に「星稜高校野球部」を監督として率いていたのは、昭和42年から平成17年までの39年間で、この間、数々の名勝負を繰り広げてきました。
今でこそ「強豪校」の仲間入りを果たしておりますが、わたくしが小さかった頃なぞは、雪国北陸の「弱小アンパイ校」であり、甲子園に出場してもたいてい「初戦敗退」でした。
(ちなみに、わたくしイチオシの名選手、南海、ダイエーと活躍した9番ショート湯上谷でさえも、甲子園に4戦出場してナントカ1勝できたのみです)
教育者、育成者としても一流の山下監督は、「野球が教育というフィールドからはみ出てはいけない」という強い信念をお持ちで、県外からエリートを集める「野球留学」に対しても否定的でありました。
また、学業が疎かな生徒に対しては、「練習への参加を禁ずる」など、常に厳しさを持って野球と生徒に接していました。
人間力を尊重する教育者であり、読書家でもあった山下監督の数ある名言のうち、わたくしが最も好きな「心が変われば」を以下にご紹介させていただきます。
心が変われば、行動が変わる
行動が変われば、習慣が変わる
習慣が変われば、人格が変わる
人格が変われば、運命が変わる
なにごとにおいても、習慣にすることが最も大変ではあります。
一方で、習慣にまでしてしまえば、運命を変えるほどのチカラがあるということなので、わたくしも座右の銘として、日々の行動習慣を高めるよう努力してまいる所存であります。
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